カニリカニリカ

カニリカの舞台
■ネオロマンス♥ステージ
「金色のコルダ」
ステラ・ミュージカル 夏公演決定!

脚本・演出 カニリカ

≪東京公演≫
【公演日】
2010/7/16(金)〜7/25(日)
【会場】
ル テアトル 銀座

≪神戸公演≫
【公演日】
2010/7/31(土)〜8/2(月)
【会場】
神戸オリエンタル劇場

【出演者】
日野香穂子役(Wキャスト):森 咲樹・岡本あずさ
リリ役(Wキャスト):堀内まり菜・山内亜美
…他


■ネオロマンス♥ステージ
「金色のコルダ」
 ステラ・ミュージカル
2010/3/19〜3/24[公演終了]
天王洲 銀河劇場

脚本・演出 カニリカ

【出演者】
日野香穂子役(Wキャスト):森 咲樹・岡本あずさ

月森 蓮役:三上 俊
土浦梁太郎役:高橋優太
志水桂一役:小関裕太
火原和樹役:吉野晃一
柚木梓馬役:川村聖斗

冬海笙子役:笹丘明里
天羽菜美役:三好絵梨香
金澤紘人役:進藤 学
王崎信武役:吉原シュート

リリ役(Wキャスト):堀内まり菜・山内亜美

東海林 遼・清水一希・宮之脇佳織・吉野由利子
土屋史子・城戸愛莉・舟見和利・斉藤レイ

■「暁の誓い」
2009/4/15〜4/19[公演終了]
豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと(東京)

作・演出 カニリカ

【キャスト】
萩野崇/弓削智久/出合正幸/高根研一(Studio Life)

吉村崇(平成ノブシコブシ)/徳井健太(平成ノブシコブシ)
■カニリカプロデュース
 『執事ホテル』

2008/2/16〜2/24[公演終了]
豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと(東京)

作・演出:カニリカ
出演: 大口兼悟 村上幸平 溝呂木賢 昇二郎 高根研一/他

DVD好評発売中!
ご購入はこちら≪


■舞台『無敵な男達』

カニリカがイケメン俳優を迎えてお送りするハートフルコメディ

作:カニリカ
演出・出演:上田一軒(スクエア)
出演:ホストの皆様:岩大(Studio Life) 村上幸平 萩野崇 北条隆博 篠田仁志(Studio Life) 奈須崇(スクエア) 長尾弘喜
常連客の皆様:小林愛(TEAM 発砲・B・ZIN)星ようこ 滝沢乃南

DVD好評発売中!
ご購入はこちら≪


カニリカの作品
連載小説配信スタート!

「ラヴァーズ・ハイ」

 今、何かと話題のクーガーと呼ばれるアラフォーの女性たち。

実際にボーイズバーで彼らを買う女性たちに取材を敢行し、実話を元に描く超リアルな官能恋愛小説。

カニリカが初めて挑む禁断の世界。

配信のお申し込みとサンプル号をお読みになりたい方は、

 ≫こちらから
カニリカの本
小説 執事ホテル

小説版
『執事ホテル』12/18発売
購入する≪

kanirican_100.jpg

このブログがついに本に!
『いや〜ん!ばか〜ん!カニリカーン』
購入する≪



 風邪気味だというのに、興奮していてもっとお酒を飲みたい、そんな気分♪ なぜかというとシアターコクーンの「天保十二年のシェイクスピア」にすっかりヤラれてしまったから。すごい!素晴らしい!面白い!休憩を入れると4時間という長さだけど、全然長いと感じなかった。むしろもっと観たいくらい。

 私が一番カンゲキしたのは、やはり井上ひさし大先生のホンである。実は8月に観た「もとの黙阿弥」もそうだったのだが、とにかく日本語の使い方の巧みさにもう脱帽(僭越ながら)というか、ひたすら感心してしまうのである。井上先生の小説は随分読んでいたが、戯曲は殆ど観てないに等しい。だから「もとの黙阿弥」もホンの面白さと日本語の素晴らしさにびっくりし、井上戯曲をイチから勉強せねば!と心に決めていた矢先の「天保十二年〜」だった。シェイクスピアをあれだけ洒脱にパロディしておきながら、最後にはきちんと彼へのトリビュートになっているのが凄い。台詞のパロディだけでなく、ダジャレや言葉遊びも多いので笑える芝居なんだけど、ラストシーンではこんなすごい芝居を書いた人がいるんだ、という事実に胸が震え、ちょっと泣きそうになってしまったのだが、周りは皆当然笑っているので、涙をこらえたほど。

 しかし、どうやってあれだけのシェイクスピア全作品をこんな風に盛り込み、なおかつストーリーを書けるのか?どんな頭脳なんだろう?この超傑作を井上御大は40歳のとき(三十年以上前である!)に書いているから、更に驚く。

 そして、何に感動したって、散りばめられている音楽の歌詞。もうこれが掛け値なく素晴らしい。この見事というしかない歌詞につけた宇崎竜堂さんの曲がまたいい。今まで日本のミュージカルの何がダメって、どれも絶対覚えられないような台詞をそのまま歌詞にしたような音楽だったが、これは全然違う。井上ひさしってミュージカルを書かせても右に出る者はいないんじゃないか。私、このCD欲しいですもの。「もしもシェイクスピアがいなかったら」は今でもずっと口ずさんでいるほど。

 これだけの素晴らしい戯曲と音楽を見事に演出した蜷川幸雄さんはもう文句なし。恐れ入りました。今年は「メディア」といい、「天保〜」といい、やられっぱなしです。「天保〜」は名作や勘三郎の歌舞伎を観たような興奮と感動があったなあ。いい芝居といい音楽とそして笑いと。ホント楽しかったし、洗練されていた。まさに”現代”の歌舞伎でした。

 だからかもしれないが、錚々たる顔ぶれの俳優陣も皆楽しそうに演じていて、その熱気が伝わってきた。特に藤原竜也の演技力と華と色気には参りました!惚れました。あわてて過去の作品をDVDで観ようと思います、ハイ。

 しかしなあ、なんだかんだ言ってこの芝居の大本を創ったシェイクスピアが偉大ということでもある。もしも彼がいなかったら、この作品は生まれていないわけなんだから。芝居をもとに遊んでしまって更に面白い芝居を作る。これぞ演劇の醍醐味というか、かっこよすぎる!あー、もう一度観たい!と思ってヤフオクを覗いたけど、全然チケットはなかった。DVDの発売をひたすら待つことにします。

 先週は3本も舞台を観ることができた。仕事の合間を縫って、というより舞台と酒盛りの合間を縫って仕事している、と表現した方が正しい一週間だったが、これがもう鼻血の連続だった。

 まずは、「眠れぬ夜のホンキートンクブルース」。これは元SETの水木英昭さんがプロデュースしたもので、池袋のシアターグリーンの落としでもあった。ホストクラブの話というので、参考までにチェックに行ったのだけど、たまたまこのときはイケメン軍団と観に行ったもので、ステージのホストよりこっちの観客の方がイケメンっていうのは、どーゆーこと?なんちて。まあその分リアルでしたけど。ホストクラブの芝居について語りながら、イケメンたちと酒盛りするなんて、もうホントに幸せ♪

 それから、行ってびっくり。前から二列目だった「吉原御免状」。堤真一さんの華麗な立ち回りとフンドシ姿を間近で見られたのは鼻血もんの幸せだったけど、新感線の舞台としてはどうか。説明台詞が多すぎて飽きちゃうわりには、大筋で言おうとしていたテーマは普遍的なもの。もっとシンプルにそぎ落とすか、緩急の変化をつければいいのに。舞台装置もずっとくるくる回っていると疲れてしまう。最近パターンが同じような気がすると感じているのは私だけ?

 新感線は大好きな劇団なだけに残念。という私の感じ方がズレているのかと思うほど、客席は何度もアンコール。しまいにはスタンディングオベーションになってしまった。「えー、これでこんなに拍手喝采していいの?」と不思議に感じていると、一緒に行った芝居好きの友人によれば、これって一種の最近の傾向だそう。ブログとかで厳しく批評する割には、アンコールの素顔をなるべく見たいとアンコールを強要したり、一緒に盛り上がろうとするとか。確かに最近の舞台って、アンコールがお祭り騒ぎになるのが増えている。見なくちゃソンソン、みたいな。「一種のアンコールマニアですね」友人が辛らつだけどうまいことを言った。

 でもねえ、観客が舞台を育てていくところもあるから、やっぱり正しい評価をしたほうがいいですよ。私は一応いつも自分の感激の度合いに合わせて拍手の大きさを変えているけれど。

 こちらもそんな違う種類のアンコールマニアか?と疑ったのが、StudioLifeの「白夜行」の舞台。役者全員が男性という宝塚の逆バージョンのような劇団で、前から気にはなっていたものの、コアな女性ファンが多いのだろうな、となかなか重い腰が上がらなかった。知人から「一度観てみて」と誘われ、千秋楽に出かけたのだが、やはりリピーターの女性ファンがほとんどのようで内輪ウケしていたのと、アンコールがフラッシュの嵐で驚いた。(肖像権はいいのかよ?)

 ファン同士で特殊な世界になっていると、なかなか初心者は入っていきづらい。特に男性でこの劇団を見るのは勇気がいるかもしれない。だけど、その偏見を取り払ってでも多くの人に観て欲しいなと思わせる、力と独特な世界観のある劇団だった。

 東野圭吾さんの傑作ミステリーを戯曲化しただけでもチャレンジャーだな、と思ったが、それを二部構成にし、後半は12月に公演するというある種異色の公演。13年間を3時間で見せる構成のため、登場人物がとにかく多いのと時間の経過を追っていくのがきつい。これに慣れるのに時間がかかった。これはやはり映画やドラマでないと無理だろうと最初は感じた。

 そして、男性の役者が女性の役を演じるとき、歌舞伎のように限りなく女性に近づけるのではなく、ここは2丁目ですか?というようなオカマっぽい、男性そのままの女性が多い。ファンは見慣れているから笑わないのだが、初めての私にとってはそこでまず笑いたくて仕方ない。だけど笑ったら殺されそうなファンの熱気が周りにある。この違和感に慣れるのにも時間がかかった。

 と、マイナス要因がいくつもあるにもかかわらず、後半はその違和感すら気持ちよくなるような不思議な感覚に包まれた。多分それは主演の二人(笠原浩夫さんと舟見和利さん)の圧倒的な存在感と原作の持つストーリーの完成度の高さによるものだと思う。次はどうなるの?と小説のページをめくるように、この独特な世界にぐいぐいと引き込まれていった。そして、ラストシーン。もちろん第二部に続くから、まだ結末には達していないのだが、なんとも言えないクールなカッコよさ。とここまで来て、やはりあれだけの小説を戯曲化し、演出した倉田淳さんという方の手腕が凄いとしか言うほかない。なんかなあ、不思議な空間だったなあ。完全にハマった感じ。

 あと、オマケというか非常に嬉しかったのが、たまたま隣の席がその原作者の東野さんだったんですよねえ。実物は写真以上にカッコよく、この隣にいる人がいくつもあんな傑作を書いているのかと思うと、緊張が倍増し、観劇中鼻血が出そうだった。

 
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。