カニリカニリカ

カニリカの舞台
■ネオロマンス♥ステージ
「金色のコルダ」
ステラ・ミュージカル 夏公演決定!

脚本・演出 カニリカ

≪東京公演≫
【公演日】
2010/7/16(金)〜7/25(日)
【会場】
ル テアトル 銀座

≪神戸公演≫
【公演日】
2010/7/31(土)〜8/2(月)
【会場】
神戸オリエンタル劇場

【出演者】
日野香穂子役(Wキャスト):森 咲樹・岡本あずさ
リリ役(Wキャスト):堀内まり菜・山内亜美
…他


■ネオロマンス♥ステージ
「金色のコルダ」
 ステラ・ミュージカル
2010/3/19〜3/24[公演終了]
天王洲 銀河劇場

脚本・演出 カニリカ

【出演者】
日野香穂子役(Wキャスト):森 咲樹・岡本あずさ

月森 蓮役:三上 俊
土浦梁太郎役:高橋優太
志水桂一役:小関裕太
火原和樹役:吉野晃一
柚木梓馬役:川村聖斗

冬海笙子役:笹丘明里
天羽菜美役:三好絵梨香
金澤紘人役:進藤 学
王崎信武役:吉原シュート

リリ役(Wキャスト):堀内まり菜・山内亜美

東海林 遼・清水一希・宮之脇佳織・吉野由利子
土屋史子・城戸愛莉・舟見和利・斉藤レイ

■「暁の誓い」
2009/4/15〜4/19[公演終了]
豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと(東京)

作・演出 カニリカ

【キャスト】
萩野崇/弓削智久/出合正幸/高根研一(Studio Life)

吉村崇(平成ノブシコブシ)/徳井健太(平成ノブシコブシ)
■カニリカプロデュース
 『執事ホテル』

2008/2/16〜2/24[公演終了]
豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと(東京)

作・演出:カニリカ
出演: 大口兼悟 村上幸平 溝呂木賢 昇二郎 高根研一/他

DVD好評発売中!
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■舞台『無敵な男達』

カニリカがイケメン俳優を迎えてお送りするハートフルコメディ

作:カニリカ
演出・出演:上田一軒(スクエア)
出演:ホストの皆様:岩大(Studio Life) 村上幸平 萩野崇 北条隆博 篠田仁志(Studio Life) 奈須崇(スクエア) 長尾弘喜
常連客の皆様:小林愛(TEAM 発砲・B・ZIN)星ようこ 滝沢乃南

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カニリカの作品
連載小説配信スタート!

「ラヴァーズ・ハイ」

 今、何かと話題のクーガーと呼ばれるアラフォーの女性たち。

実際にボーイズバーで彼らを買う女性たちに取材を敢行し、実話を元に描く超リアルな官能恋愛小説。

カニリカが初めて挑む禁断の世界。

配信のお申し込みとサンプル号をお読みになりたい方は、

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カニリカの本
小説 執事ホテル

小説版
『執事ホテル』12/18発売
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このブログがついに本に!
『いや〜ん!ばか〜ん!カニリカーン』
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 芝居も映画も飲み会も以前のようなペースに戻って、夜な夜な遊んでいるので、お陰さまで元気です。 
 やっぱり、これがないと私はダメですねえ・・・。なぜか、最近また合コンにもよく呼ばれるようになって。みんな婚活しているなあ、と実感しますわ。アタシもその波に乗っかっていこうっと。

 さて、最近観た芝居の中では、「楽屋」が秀逸だった。清水邦夫さんの1977年の戯曲を俳優の生瀬勝久さんが演出。渡辺えりさん、小泉今日子さん、村岡希美さん、そして蒼井優さんという個性的な女優4人の競演ということもあり、チケットは完売。連日立ち見のお客さんも多いとか。

 生瀬さんの演出作品は初めて見たが、私は個人的に大好きな世界だった。洗練されていて、ディテイルにとてもこだわっていて、かといってシュールすぎず、自己満足でなく、そのさじ加減が絶妙でさすがだなあと舌を巻きました。

 女優たちが細かくヘアスタイルを変えたり(その仕草も見せるところがセクシー)、衣装も素敵だし、照明や音楽もミニマムに抑え、より際立っていて、とても粋だ。そのセンスが抜群である。普段のあの関西弁の面白い生瀬さんがこういうスタイリッシュな演出をするとは予想外だった。オフブロードウェイやロンドンの珠玉の作品を観たような感覚。

 そして、女優陣の演技もすごい。これを生で見られるだけでもかなり楽しいが、何と言っても白眉は蒼井優ちゃんである。登場からいきなり、ものすごい存在感というかオーラ。そして、自在に操る声と表現力。圧倒的である。他の3人に全くひけを取らない”華”に目を奪われてしまうのは、私だけではないと思う。何じゃ、この子はぁぁああああ???と思った。

 もちろん、ドラマや映画の「ハチクロ」や「百万円と芋虫女」とか「フラガール」とか数々の作品の中で、彼女の魅力は炸裂しているが、舞台でこれだけ光を放つとは!
 そして、楽屋を訪ね、初めてお会いしたけれど、顔が小ちゃくて、本当に本当に可愛い。たまりません。大女優になるって、こういう人だと鳥肌が立ったのでした。

 ところで、いくつかのコメントにお答えします。いつも皆さんコメントありがとうございます。返事しなくてごめんなさい。でも毎回全部読んでいます。皆さんの応援が大きな励ましです。

 タヌキさん、
 ご心配かけてすみません。いつも応援ありがとうございます。すっかり元気です。

 ちゃどさん、
 「暁の誓い」は残念ながらDVDにはなりません。ごめんなさい。ただ、皆さんのご要望次第で再演という可能性はあります。

 norikoさん、
 フォーリーブスのファンなんですね。本当に悲しかったですね。特に他に今はエピソードがないですが、今度思い出したら、またアップします。

 ここみさん、cooさん、観葉植物さん、健康生活チェケラッチョさん、3daysダイエットさん、スーパーシガレットさん、その他たくさんの方、
 いつも応援ありがとうございます。

 更新マメにするように、頑張ります!!
  まるで今までの引きこもり執筆生活を跳ね返すような勢いで、連日観劇、映画鑑賞、そして飲み会が続く。続けて見てるわりには、ヒットが続いて嬉しい。打率高っ!

  まず、ヤフオクで落とした甲斐があった「ムサシ」。もっとシリアスな時代モノと思っていたら、そこはさすが大巨匠の井上ひさしさん。そう来ましたか。能を巧みに取り入れたり、馬鹿馬鹿しい五人六脚やタンゴを大真面目にやったり、と見所は満載。その中にしっかりと現代の世相を批判した、命の尊さを幽霊たちが説くシーンが胸に迫る。

  ずっと気になっていたのに、なかなか見られなかったポツドールの「愛の渦」も面白かった。セックスに関する男女の本音が炸裂して、かなり笑える。

  千原兄弟の「ラブ」はコントとは思えないほど、お金かかってます。そして、ラストのコントはとてもシュールです。

  「ヤッターマン」のお茶目さも楽しめました。まぁ、なんたって櫻井君ですから!
  嵐といえば、相葉君が主演の「グリーンフィンガー」も良かったです。ま、でも良かったのは相葉君をはじめとした役者の熱演で、舞台としては転換が多すぎて非常に見づらくて疲れたけど。

  こんなに続けて笑える作品に当たったとは超ラッキーだが、まもなく始まる自分の作品は初のストレートプレイ。って、じゃあ意味ないじゃん。

  今週さらにクドカン、サンシャインボーイズと行くのだが、更に意味なし・・?

  ま、何かしらインスパイアってことで。笑える作品に巡り合えるだけでも素晴らしいことだから。
 秋からずっと定期的にガンガン書かなくてはいけない原稿に向き合っている。それは来年の舞台のホンですね、と思ったアナタ、甘いです。それどころではない、と言うわけではないが、勿論舞台のホンも大事だし、これも早く着手せねばあせっているが、何と私は今携帯ゲームを作っているのである!!

 しかも、その携帯ゲームはなんと「執事ホテル」なのだー!12月15日からドコモで配信が始まるが、詳細はこのブログでも追って発表するが、毎週毎週「執事ホテル」の話が携帯で読めるというわけ。勿論舞台版の先の話。あの彼らが帰ってくるのである、しかも携帯電話の中で!!きゃー。

 だから、まるで連載小説を書くように、毎週その原稿に追われている。一回のボリュームが結構あるのでかなりの原稿量だし、携帯用ということもあり、文体はかなり軽め。ケータイの原稿を書くというのは初体験で、なかなか新しいというか、面白い。瀬戸内寂聴先生の気持ちが少しわかったりして。

 そんな合間を縫って、観劇をしている。何と言っても圧倒されたのが、井上ひさし先生の「表裏源内蛙合戦」だった。4時間強とちょっと長すぎるのだが、よくぞあれだけの大作を1970年に書いたなあと心から井上ひさし氏の才能を尊敬する。そして、今のこの混沌とした時代にも通じるテーマであることに驚くのだ。テーマ曲となる「美しい明日を持っているか」という問いかけには、心が震えた。平賀源内ってこういう人だったのか、とようくわかったし、彼の人生の終末はあまりにも切ない。

 歴史モノに挑戦する私にとって、この作品は本当に勉強になった。ありがたいことです。一つ残念だったのが、音楽かなあ。できればこれも宇崎竜堂さんにお願いしてほしかった。印象に残るメロディがなかったのである。あれでは井上さんの卓越した歌詞が生かされてない気がする。

 久しぶりにスタジオライフの舞台も観た。「執事ホテル」に出演してくれた、ミカシュンこと三上俊君、オノケンこと小野健太郎君、そして高根研一君の三人が奮闘しています。執事とは全く違う3人が絡むシーンでは何だか違う意味で嬉しくなってしまった。「執事ホテル」がきっかけでスタジオライフを見るようになった、というファンの方もいらっしゃるそうです。ありがたいことです。

 久しぶりに美術展も行きました。「セザンヌ主義」。横浜美術館には初めて入ったけれど、とても広くて見やすい。セザンヌの影響を受けた画家があんなにいるとは!!それにしても静物画は白眉ですよね。何をどうすると梨やりんごがああなるのか、じっくり鑑賞できて興味深かった。

 さあ、そして明日はいよいよトシ・カプチーノちゃんのキャバレーショー「ハッチェンバー」である。22時半から新宿のライブハウスMARSにて。このタイトルの名付け親は我々トシちゃんを応援するグループなのだが、語源はもちろん「発展場」。なぜ、このタイトルになったのか・・・。それはヒミツである。

 最後に皆さん、いつも温かいコメントをありがとうございます。特に体を心配してくれるコメントが多く、本当に感激しております。この秋は病院に行きまくり、一通り色々な検査を受けました。どこも大丈夫、元気そのもの。肝臓も丈夫で一安心です。皆さんもお体に気をつけて、検査は早く!が基本です。
 NY日誌はちょっと一回お休みで(まだ続くんかい!)、昨日観た赤坂大歌舞伎のお話を。
 赤坂のACTシアターで行われた中村勘三郎丈率いる歌舞伎公演。新しい劇場でしかも洋モノ用に造られた小屋ですから、いろいろ演出上の不都合はあったなあーと感じつつも、なかなか赤坂のど真ん中で観る歌舞伎も楽しいものがありました。
 ただ、あの劇場、ロビーの動線が悪すぎ!トイレにも売店にも帰るにもどこに行くにも通路が狭すぎて混んじゃって、なんであんな設計なの!って感じ。壁が無用にナナメに突き出していて、頭を何度ぶつけたことか!オイ、設計責任者出て来い、って感じ。
 舞台セットの転換がスムーズに行かないため、歌舞伎にはありえないほどの暗転の多さ。これには参った。しかも「狐狸狐狸ばなし」という、ある種テンポで見せなくてはいけない喜劇なのに、多すぎる暗転でそのテンポが落ちる、落ちる。花道がないから、逃げ場もないし、通路を使わざるを得ないけど、コクーンのようなこなれた演出とはちょっと違う。中村屋もあれは大変だったというか、大きな誤算だったろう。
 まあ、でもそれを払拭すべくの役者陣の活躍ぶりで、観客は皆大喜び。歌舞伎座よりも数段わかりやすく、明るく笑える演目だった。だって、モロ「よしもと新喜劇」ですよ。全員一斉のズッコケはあるし、何たって勘三郎さんが末成由美の名ギャグ「ごめんやして、遅れやして、ごめんやっしゃー」のパロディをやったのだから!
 そして、間男のモテモテ坊主を演じるのは、我らがおもだかやの市川段治郎様!!彼とはもう10年以上のお付き合いですが、最近はなかなか会う暇がなく、怪我をして8月の二十一世紀歌舞伎組公演も降板したと聞いていたので、心配していました。
 久々に楽屋に訪ねて「面白かったよー、段ちゃん最高だった!」と言うと「えー、ありがとう!」と前と全く変わらない、この笑顔。
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 でも、実は足に大きな包帯を巻いていました。やはりかなり痛いらしく、この公演の後はしばらく休養するそうです。でもね、そんな怪我なんか微塵も感じさせないほど、舞台や通路を走りまわっていたし、それこそ何度も見事なズッコケを見せてくれていたのです。さすが、プロだなあと改めて感心。
「段ちゃん、全然変わらないよねえ」とまるで旧友との再会を喜ぶようにはしゃぐと、段治郎はニコニコと一言。
「えー、でもオレももうすぐ40歳だよ」
「えー!?私はもうすぐ27歳よっ」
「・・・・」
 一瞬、沈黙が走りましたが、あの段ちゃんが不惑とは驚き!!時の経つのは本当に早い。でも、一日も早く元の健康な体になって、益々ご活躍をしてほしい、市川段治郎様でありました。 
 あ、それから中村勘太郎丈、七之助丈兄弟の「棒しばり」もすごく良かった!特に勘太郎丈はますますお父さんにそっくりになってきました。今月二十日までなので、まだの方は是非!
 帰国して翌日から通常業務に戻り、週末は嵐のコンサートや芝居などに行ったり、ガンガン平気で飲んでいたら、突然来ました。今頃時差ボケ?っていうか疲れが。昨日山ほど仕事あるのに夕方まで起き上がれませんでした。お陰ですっかり昼夜逆転。朝まで全然寝られない。まずい、明日も朝から仕事だっていうのに。
 しかも「日経WOMAN」で森永卓郎さんと対談するので、バッチリ顔が写ります。クマだらけになったら、どうしよう・・・。
 
 さて、ブロードウェイでの舞台の感想を書くと公言しておきながら、下ネタ?オンパレードで本当に舞台を観たのか?という疑惑が起きないうちに、感想をアップしていきたいと思います。

 まずは、コメディ編。今回私は二本コメディを観ました。いわゆるストレートプレイのコメディです。「39ステップス」と「ボーイング・ボーイング」。どちらも古い名作のリメイク。「39ステップス」は何故か日本では「三十九夜」という邦題で出ているヒッチコック監督の1935年の名作。これのパロディだとトシ・カプチーノが教えてくれたので、事前にこのDVDを見ておきました。
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 お陰でストーリーもよくわかったし、どこをパロっているかもよくわかり、面白かった。何がスゴイって、たった4人の役者で150の役を演じているのだけど、その内一人は一役だけだし、唯一の女優は三役。つまり、残りの二人(クリフ・サウンダーズ、アーニー・バートン)が何十役も演じるのだ。この二人が圧倒的である。
 帽子を被り替えるだけで、車掌と乗客を演じわけるのだが、そのスピーディーったらない。もちろんホテルの女将になったりもするが、とにかく転換と着替えの速さの見事なこと!照明も素晴らしい。
 2007年度の英オリヴィエ賞で最優秀新作コメディ賞を受賞した作品で、2008年トニー賞でもいくつか受賞している。4人の名演技も素晴らしいが、この演出の巧みさ。マリア・エイトキンという女性らしいが、どうしたらあんなことを思いつくのか?まさしくマジックだった。たまたま1本目に観た芝居がこれだったので、いきなり完全ノックアウトされたが、その後観る芝居、観る芝居、どれも負けず劣らずなので、本当に圧倒された。

 そして今回、私の一番の大収穫は「ボーイング・ボーイング」である。トニー賞最優秀男優賞をマーク・ライランスが受賞しただけあって、その演技は本当に白眉。こんな役者が存在するなんて!こちらもたった6人しか役者が出ないのだが、その誰もがものすごい芸達者。私は別に100%台詞がわかったわけではないが、涙を流して大爆笑したのだ。こんなことは日本のコメディでもそう滅多にない。
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 ちょっとした表情、台詞の言い方、仕草、動き、そのどれもが本当におかしく、英語だからわからないということではないなと実感した。やっぱり笑いは万国共通である。何が完璧って「間」である。6人の俳優の誰もが「間」が完璧なのだ。そして、相当彼ら自身も可笑しいはずなのに、誰も絶対吹き出したりしない。笑いもしないし、当然だけど、台詞も1回もカマなかった。ドヤ顔だってしないし、笑いや拍手を待たない。最高レベルのプロの役者魂を見せられた気がした。
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 実はこの芝居、フランスの古くからあるコメディの代表作で、何度となく各国で再演され、映画にもなっている。映画はトニー・カーチスやジャック・レモンが出ている。一人のモテ男がドイツ人、イタリア人、アメリカ人のキャビン・アテンダントの彼女たちと付き合い、鉢合わせしないようにやりくりするが、それがうまく行かなくなるというドタバタコメディだけど、脚本が本当によく出来ていて、それぞれの出たり入ったりの間が完璧なのだ。全く隙がない。これぞ、ウェルメイドと本当に感心した。
 このモテ男と3人のスッチーとおかしなお手伝いに振り回される田舎者の友人をイギリスの実力派、マーク・ライランスが演じた。元々ロンドンでマシュー・ウォーカスが演出してリバイバルさせ、ヒットし、ブロードウェイに来たらしいが、イギリス人の知的な笑いとアメリカ人のわかりやすい笑いがいいバランスでブレンドされているような気がする。
 勿論、ブロードウェイでミュージカルを見るのもいいが、もし少しでも英語がわかるなら、コメディを観ることも私はお勧めしたい。この二本だけでも十分満足だったけれど、まだまだとんでもない作品に出会えたのだ。続きはまた。
*過去の日誌に写真、アップしました!(遅くてすんません)
 暑いときは室内の文化遊びに限りますよ。いやあ、梅雨が明けたとわかったとたん、なぜ人は外に出るのが億劫になるのでしょうか。
 本当に暑い。でも暑いというともっと暑くなるから、涼しいと言っておきますか。気休め・・・。
 ま、そんな猛暑の中、本当に芝居観劇はラク。とりあえず外ほど暑くない。だけど違う熱気がある。
 そんな三連休中に観た熱気ある芝居&演芸の話を二つ。
 まずは大銀座落語祭。本当にどうすればこの演芸のチケットの良席が取れるのか?今回も必死に販売初日にパソコンの前で格闘したのに劇場に行ってみたら最後列。がっかりしたけれど、それでも十分面白かった。そこがすごい!私たちが見たのはコロッケライブ、鶴瓶&笑瓶親子会&文珍独演会の三本立て。
 いやあ、3時間たっぷりで堪能しました。コロッケを生で観るとやっぱり違うなあ、とつくづく感心。鶴瓶師匠の落語はすごいのは十分わかっているが、何が感動したって、文珍師匠の英語落語。全編英語なのだけど、本当におかしい。時そばまで英語で登場するが、よくここまで考えたなあと文珍師匠の知的レベルの高さに脱帽した。
 それから、井上ひさし&蜷川幸雄コンビの第三作「道元の冒険」。宗教の難しい題材でありながら、言葉のひとつひとつが心にずっしり響いてくるのは、やはり巨匠井上ひさしの筆力ならでは。禅宗のことが本当によく理解できた。そして、感慨深かった。
 今改めてかみ締めてみても、心に響く台詞が本当に多く、泣きそうになる。初舞台だという栗山千明はかなり頑張っていたと思う。井上ひさしという人は、本当に、もう・・・。帰りに「ロマンス」の本を買って、じっくり読み返して、またひとしきり感動した。
 ただ、一つ疑問に残るのはラスト。あれが井上ひさしさんの戯曲によるものなのか、それとも蜷川さんのアイデアなのか?一緒に観た演劇関係者は「蜷川さんのものだろう」と言う。私も同意見。あの終わり方はシュールかもしれないが、何となく愛がない気がした。それを井上さんじゃないと信じたい時点で、私は相当井上ひさし信者になっているな、と驚いた。果たして、どっちかな?
 先日、歌舞伎座で7月大歌舞伎を観た。今月は玉三郎丈と海老蔵丈の共演とあって、なかなかの熱気。昼の部は「四の切(義経千本桜)」で海老蔵丈が宙乗りをする。そして、夜の部は泉鏡花ナイトでも呼ぼうか、「夜叉ケ池」と「高野聖」の二本。
 泉鏡花って妖しいよなあ、とか幻想的だよなあ、という程度の印象と知識のない私にとって、かなり未知の世界。まあ「夜叉ケ池」は過去に何度か見ているが、玉三郎様が演じる鏡花ワールドはこれが初体験。ましてや「高野聖」は原作を読んでいない。
 なんとなく難しそう・・・とハードルが高かったのだが、これがもうここ数年の歌舞伎座の中でもベスト3に入るくらいの傑作で、感動に打ち震えた。
 言葉で説明するのがもどかしいくらいなのだが、山奥に住み、訪ねてくる男を次から次へと誘惑してしまう、妖しい女=玉三郎の色気の凄さといったら!妖艶であり、官能的であり、乙女でもあり、もう客席の隅にまでその色香が漂ってきそうな勢いで、むせそうだった。
 あんな女性が誘惑してきたら、そりゃあ男は皆イチコロでしょう!と一緒に観に行った女友達とうなだれてしまいました。しかし、その誘惑に負けない若き僧を海老蔵がまた艶っぽく、雄雄しく演じるのだ。かっこいいー!
 歌舞伎座で初めて観る、二人の入浴シーン。これはもう必見!
 そして、超ラッキーだったことに、花道と反対側の通路側の席だったのだが、その通路を二人が通るのである。思わず私は興奮して声を上げてしまったほど。だって、二人とも凄いオーラなんだもん。
 いやあ、本当に面白かった。髪を触る仕草一つであんなに色気を出せる人は玉様以外、いらっしゃいません。恐れ入りましたm(__)m
 まもなく行く夜の部「四の切」も楽しみ♪
 次回の舞台のキャストの発表はいつなのか?という嬉しいコメントありがとうございます。もちろん、他の方の熱いコメントもいつもありがとうございます。全部読んでいますよ。どこでどう答えるべきなのかよくわからない内に日が経ってしまって、それっきりになってしまっていますが、やっぱりコメント欄に書くのが一番いいのでしょうか?それとも本文で答えるものなの?って、今更何を聞いているんだか・・・。最近ブログの数もめっちゃ増えて、生存競争が激しいでしょうから、いろいろ考えて工夫しなくちゃね、と悩んではいるんだけどねぇー。どうすりゃ上地君のようになれるのか?(ってアクセス数気にしてるのかいっ!!)
 ま、そんなことはさておき、東京セレソンDXの「夕」を見ました。実は今度サタケミキオさんの映画初監督作品「同窓会」のパンフレットに原稿を書いて下さい、という依頼を受けたもので、無理矢理お願いして席を取って頂きました。関係者の方、本当にありがとうございました。平日の夜だというのに、補助席プラス通路の座布団多数という、超満員。小劇場系でこんな熱気は久しぶり!
 セレソンはかなり昔に鈴木杏樹さんがチラシで大推薦していたり、以前私の舞台に出演してもらった大河内奈々子さんがサタケさんと結婚したこともあり、ずっと前からマークしていた。だが、なかなかタイミングが合わず、見れたのはつい最近の「あいあい傘」という作品。そして、今度の「夕」が2回目。再演だという「夕」のほうが私はずっと好き。場内で嗚咽して泣いている女性がたくさんいた。
 恋愛のカタチに関しては、私がもう大人なせいか、ここまで純なものはちょっと気恥ずかしいというか、他人事のように見えてしまうのだが、作品としての完成度はかなり高いし、何しろ役者さんたちのこなれた演技が非常に安心である。特に宅間さん(サタケさん)はなぜいつもあんなに自然体の演技が出来るのか?と感心してしまう。
 終わって、楽屋に行き、初めてサタケさんに挨拶をしたが、イメージと違って、非常に穏やかで礼儀正しい人でびっくりした。終演後でもっと興奮して騒いでいるような(つまり芝居の中のヤンキーなイメージと一緒)人かと思ったので・・・。映画のことも伺ったが、とても冷静に分析していたので、何だかすごく好感が持てたし、この人は演劇や映画のことを真剣に考えている人なんだ、と妙に嬉しくなったのだ。すごーく生意気なことを言っているが・・。すみません。
 そして、楽屋を後にして、小腹が空いちゃったなあと思ったので、たまに行くバーに顔を出したら、なんと隣の席には俳優の椎名桔平さんと伊藤高史さんがいらした。お二人とも「夕」をご覧になったようで、つい芝居について話してしまいました!!ラッキー!!
 実は舞台の座席は野村宏伸さんが隣で、何だかイケメン遭遇率が異常に高いなあ・・・。うーむ、やっぱり7月はいろいろ起こる月なのであーる。
 村上幸平クンと川久保拓司クンも出ている舞台「ハロルドとモード」を観ました。79歳の女性と19歳の男性のロマンスという、アラフォーや今流行の大人婚もまっつあおの、”超年の差恋愛”のお話。これをフツーにリアルな老女が演じたら、ちょっとしたSFホラー(?)になってしまうと思うが、さすが日本を代表する大女優、浅丘ルリ子さんが演じると、本当に可愛らしくて美しくて、「あり得るかも!?」と納得してしまうから、すごい!
 相手役の西島隆弘君はこの舞台で初めて拝見しましたが、これが本格的舞台が初めてとは思えない、しっかりとした演技とフレッシュさが、大女優に引けを取らない存在感をかもし出していました。
 そして、もちろん村上君も川久保君も初の大きなカンパニーでの出演で頑張っていました。何だか親が子供を見守るような気分になってしまって、二人とも「成長したなあ」と感心してしまいました。
 音楽が稲本響クンのピアノですが、これがまた素晴らしい。29日まで天王洲の銀河劇場で上演してますので、まだの方は是非!
 
 ピアノといえば、昨夜はとっても素敵な夜を過ごすことができました♪ クラシック・ピアニストの横山幸雄さんがオーナーでもある、「リストランテG」で月1回行われているという、コンサートディナーに誘われて、行ったんです!!
 横山さんのコンサートを超間近で楽しんだ後に、フルコースディナーを頂くという、何とも贅沢でロマンティックな催し!このイタリアンレストランの存在も初めて知りましたけど、こんな素敵なライブがあるなんて知らなかった。
 だって、横山さんといえば、普段はサントリーホールなど大ホールで演奏される方ですから、指の動きなんて見ることは絶対不可能なハズ。ショパンの曲やラフマニノフ、そして横山さんオリジナルのアヴェマリアなど、どれも本当に良かった。電子チェンバロでも一曲演奏してくれまして、その音色もなかなかのものでした。
 クラシックに全然詳しくない私でも、あれだけ堪能するわけだから、ファンにはたまらない夕べでしょう。ちなみに次回のコンサートディナーは、7月19日で、ウェルカム・シャンパーニュ、ディナーがついて、18000円だそうです。この日はランチもあって、そちらは14000円。
 特別な日にはこんな贅沢もいいかも。てなわけで、今回は一切ボケなし、ツッコミなし、セレブタッチで書いてみました!!
 ここのところ、立て続けにいろいろな小劇場系の芝居を見ている。それというのも、やっと来年の舞台のラインナップが決まり、キャストも何とか決まったので、その人たちがらみの芝居を見ているから。
 いやあ、それにしても、いろいろな芝居があり、いろいろなクリエイターがいるなあ。初めて見る人の作品が多かったので、それこそいろいろな意味で新鮮でした。ただテレビ屋にとっては、かなり???な部分も多い。
 我々は普段一千万人以上の人に見てもらうためにどうするか?ということをイヤでも考えさせられて作っているので、「これは一体何が言いたいのか?」とか「これのオチは一体何なのか?」という難解なモノは作らない。それがいいとか悪いとかの論議でなく、そこで勝負するクセがついているという表現が近いか。
 だから、例えばキャパ100人くらいの劇場でかなり難解な作品を見せられたりすると、単純に「これでお金を取っていいのか?」と思ってしまうのだけど、皆さんはどうでしょう?
 難解でもそれなりに何か得るものがあるなら良いけれど、ただの独りよがりでは始末が悪い。しかもその人が賞とか結構もらっていたりして、業界的に評価されている、なんて聞くと「なぜに???」と素直に思ってしまう。なーんてことをいろいろ考えながら、日々いろいろな劇場に足を運んでいた。
 そんな中、伊東四朗一座の「俺たちに品格はない」を観た。こちらはさすが、老若男女何も難しいことを考えずにお腹を抱えて笑える。まあ、ベタな笑いが多いといえば多いが、今こういうわかりやすくヘルシーな(つまり誰も傷つけないような)笑いって少ないと思う。
 ベルトコンベアー式のスピーディなネタに普段はついていけない60代の人が客席のあちこちにいて、若者に混じって涙を流して笑っている。これはすごいことだと思う。下北沢の本多劇場でこんな幅広い観客層を見ることはない。ここは末広亭か!?って感じ。
 伊東さんをはじめとした、お笑いのプロたちがベテランならではの芸をたっぷり見せてくれる。これって、エンターテインメントの基本ではないかなあと思うのだ。
 来年の舞台は初めて時代モノに挑む。そして、出演者はかなり個性的な顔ぶれ。単なるコメディではないが、エンターテインメントの精神は決して忘れずに創りたいと思っていまーす!!
 
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