赤坂のACTシアターで行われた中村勘三郎丈率いる歌舞伎公演。新しい劇場でしかも洋モノ用に造られた小屋ですから、いろいろ演出上の不都合はあったなあーと感じつつも、なかなか赤坂のど真ん中で観る歌舞伎も楽しいものがありました。
ただ、あの劇場、ロビーの動線が悪すぎ!トイレにも売店にも帰るにもどこに行くにも通路が狭すぎて混んじゃって、なんであんな設計なの!って感じ。壁が無用にナナメに突き出していて、頭を何度ぶつけたことか!オイ、設計責任者出て来い、って感じ。
舞台セットの転換がスムーズに行かないため、歌舞伎にはありえないほどの暗転の多さ。これには参った。しかも「狐狸狐狸ばなし」という、ある種テンポで見せなくてはいけない喜劇なのに、多すぎる暗転でそのテンポが落ちる、落ちる。花道がないから、逃げ場もないし、通路を使わざるを得ないけど、コクーンのようなこなれた演出とはちょっと違う。中村屋もあれは大変だったというか、大きな誤算だったろう。
まあ、でもそれを払拭すべくの役者陣の活躍ぶりで、観客は皆大喜び。歌舞伎座よりも数段わかりやすく、明るく笑える演目だった。だって、モロ「よしもと新喜劇」ですよ。全員一斉のズッコケはあるし、何たって勘三郎さんが末成由美の名ギャグ「ごめんやして、遅れやして、ごめんやっしゃー」のパロディをやったのだから!
そして、間男のモテモテ坊主を演じるのは、我らがおもだかやの市川段治郎様!!彼とはもう10年以上のお付き合いですが、最近はなかなか会う暇がなく、怪我をして8月の二十一世紀歌舞伎組公演も降板したと聞いていたので、心配していました。
久々に楽屋に訪ねて「面白かったよー、段ちゃん最高だった!」と言うと「えー、ありがとう!」と前と全く変わらない、この笑顔。
でも、実は足に大きな包帯を巻いていました。やはりかなり痛いらしく、この公演の後はしばらく休養するそうです。でもね、そんな怪我なんか微塵も感じさせないほど、舞台や通路を走りまわっていたし、それこそ何度も見事なズッコケを見せてくれていたのです。さすが、プロだなあと改めて感心。
「段ちゃん、全然変わらないよねえ」とまるで旧友との再会を喜ぶようにはしゃぐと、段治郎はニコニコと一言。
「えー、でもオレももうすぐ40歳だよ」
「えー!?私はもうすぐ27歳よっ」
「・・・・」
一瞬、沈黙が走りましたが、あの段ちゃんが不惑とは驚き!!時の経つのは本当に早い。でも、一日も早く元の健康な体になって、益々ご活躍をしてほしい、市川段治郎様でありました。
あ、それから中村勘太郎丈、七之助丈兄弟の「棒しばり」もすごく良かった!特に勘太郎丈はますますお父さんにそっくりになってきました。今月二十日までなので、まだの方は是非!
しかも「日経WOMAN」で森永卓郎さんと対談するので、バッチリ顔が写ります。クマだらけになったら、どうしよう・・・。
さて、ブロードウェイでの舞台の感想を書くと公言しておきながら、下ネタ?オンパレードで本当に舞台を観たのか?という疑惑が起きないうちに、感想をアップしていきたいと思います。
まずは、コメディ編。今回私は二本コメディを観ました。いわゆるストレートプレイのコメディです。「39ステップス」と「ボーイング・ボーイング」。どちらも古い名作のリメイク。「39ステップス」は何故か日本では「三十九夜」という邦題で出ているヒッチコック監督の1935年の名作。これのパロディだとトシ・カプチーノが教えてくれたので、事前にこのDVDを見ておきました。

お陰でストーリーもよくわかったし、どこをパロっているかもよくわかり、面白かった。何がスゴイって、たった4人の役者で150の役を演じているのだけど、その内一人は一役だけだし、唯一の女優は三役。つまり、残りの二人(クリフ・サウンダーズ、アーニー・バートン)が何十役も演じるのだ。この二人が圧倒的である。
帽子を被り替えるだけで、車掌と乗客を演じわけるのだが、そのスピーディーったらない。もちろんホテルの女将になったりもするが、とにかく転換と着替えの速さの見事なこと!照明も素晴らしい。
2007年度の英オリヴィエ賞で最優秀新作コメディ賞を受賞した作品で、2008年トニー賞でもいくつか受賞している。4人の名演技も素晴らしいが、この演出の巧みさ。マリア・エイトキンという女性らしいが、どうしたらあんなことを思いつくのか?まさしくマジックだった。たまたま1本目に観た芝居がこれだったので、いきなり完全ノックアウトされたが、その後観る芝居、観る芝居、どれも負けず劣らずなので、本当に圧倒された。
そして今回、私の一番の大収穫は「ボーイング・ボーイング」である。トニー賞最優秀男優賞をマーク・ライランスが受賞しただけあって、その演技は本当に白眉。こんな役者が存在するなんて!こちらもたった6人しか役者が出ないのだが、その誰もがものすごい芸達者。私は別に100%台詞がわかったわけではないが、涙を流して大爆笑したのだ。こんなことは日本のコメディでもそう滅多にない。

ちょっとした表情、台詞の言い方、仕草、動き、そのどれもが本当におかしく、英語だからわからないということではないなと実感した。やっぱり笑いは万国共通である。何が完璧って「間」である。6人の俳優の誰もが「間」が完璧なのだ。そして、相当彼ら自身も可笑しいはずなのに、誰も絶対吹き出したりしない。笑いもしないし、当然だけど、台詞も1回もカマなかった。ドヤ顔だってしないし、笑いや拍手を待たない。最高レベルのプロの役者魂を見せられた気がした。

実はこの芝居、フランスの古くからあるコメディの代表作で、何度となく各国で再演され、映画にもなっている。映画はトニー・カーチスやジャック・レモンが出ている。一人のモテ男がドイツ人、イタリア人、アメリカ人のキャビン・アテンダントの彼女たちと付き合い、鉢合わせしないようにやりくりするが、それがうまく行かなくなるというドタバタコメディだけど、脚本が本当によく出来ていて、それぞれの出たり入ったりの間が完璧なのだ。全く隙がない。これぞ、ウェルメイドと本当に感心した。
このモテ男と3人のスッチーとおかしなお手伝いに振り回される田舎者の友人をイギリスの実力派、マーク・ライランスが演じた。元々ロンドンでマシュー・ウォーカスが演出してリバイバルさせ、ヒットし、ブロードウェイに来たらしいが、イギリス人の知的な笑いとアメリカ人のわかりやすい笑いがいいバランスでブレンドされているような気がする。
勿論、ブロードウェイでミュージカルを見るのもいいが、もし少しでも英語がわかるなら、コメディを観ることも私はお勧めしたい。この二本だけでも十分満足だったけれど、まだまだとんでもない作品に出会えたのだ。続きはまた。
*過去の日誌に写真、アップしました!(遅くてすんません)
本当に暑い。でも暑いというともっと暑くなるから、涼しいと言っておきますか。気休め・・・。
ま、そんな猛暑の中、本当に芝居観劇はラク。とりあえず外ほど暑くない。だけど違う熱気がある。
そんな三連休中に観た熱気ある芝居&演芸の話を二つ。
まずは大銀座落語祭。本当にどうすればこの演芸のチケットの良席が取れるのか?今回も必死に販売初日にパソコンの前で格闘したのに劇場に行ってみたら最後列。がっかりしたけれど、それでも十分面白かった。そこがすごい!私たちが見たのはコロッケライブ、鶴瓶&笑瓶親子会&文珍独演会の三本立て。
いやあ、3時間たっぷりで堪能しました。コロッケを生で観るとやっぱり違うなあ、とつくづく感心。鶴瓶師匠の落語はすごいのは十分わかっているが、何が感動したって、文珍師匠の英語落語。全編英語なのだけど、本当におかしい。時そばまで英語で登場するが、よくここまで考えたなあと文珍師匠の知的レベルの高さに脱帽した。
それから、井上ひさし&蜷川幸雄コンビの第三作「道元の冒険」。宗教の難しい題材でありながら、言葉のひとつひとつが心にずっしり響いてくるのは、やはり巨匠井上ひさしの筆力ならでは。禅宗のことが本当によく理解できた。そして、感慨深かった。
今改めてかみ締めてみても、心に響く台詞が本当に多く、泣きそうになる。初舞台だという栗山千明はかなり頑張っていたと思う。井上ひさしという人は、本当に、もう・・・。帰りに「ロマンス」の本を買って、じっくり読み返して、またひとしきり感動した。
ただ、一つ疑問に残るのはラスト。あれが井上ひさしさんの戯曲によるものなのか、それとも蜷川さんのアイデアなのか?一緒に観た演劇関係者は「蜷川さんのものだろう」と言う。私も同意見。あの終わり方はシュールかもしれないが、何となく愛がない気がした。それを井上さんじゃないと信じたい時点で、私は相当井上ひさし信者になっているな、と驚いた。果たして、どっちかな?
泉鏡花って妖しいよなあ、とか幻想的だよなあ、という程度の印象と知識のない私にとって、かなり未知の世界。まあ「夜叉ケ池」は過去に何度か見ているが、玉三郎様が演じる鏡花ワールドはこれが初体験。ましてや「高野聖」は原作を読んでいない。
なんとなく難しそう・・・とハードルが高かったのだが、これがもうここ数年の歌舞伎座の中でもベスト3に入るくらいの傑作で、感動に打ち震えた。
言葉で説明するのがもどかしいくらいなのだが、山奥に住み、訪ねてくる男を次から次へと誘惑してしまう、妖しい女=玉三郎の色気の凄さといったら!妖艶であり、官能的であり、乙女でもあり、もう客席の隅にまでその色香が漂ってきそうな勢いで、むせそうだった。
あんな女性が誘惑してきたら、そりゃあ男は皆イチコロでしょう!と一緒に観に行った女友達とうなだれてしまいました。しかし、その誘惑に負けない若き僧を海老蔵がまた艶っぽく、雄雄しく演じるのだ。かっこいいー!
歌舞伎座で初めて観る、二人の入浴シーン。これはもう必見!
そして、超ラッキーだったことに、花道と反対側の通路側の席だったのだが、その通路を二人が通るのである。思わず私は興奮して声を上げてしまったほど。だって、二人とも凄いオーラなんだもん。
いやあ、本当に面白かった。髪を触る仕草一つであんなに色気を出せる人は玉様以外、いらっしゃいません。恐れ入りましたm(__)m
まもなく行く夜の部「四の切」も楽しみ♪
ま、そんなことはさておき、東京セレソンDXの「夕」を見ました。実は今度サタケミキオさんの映画初監督作品「同窓会」のパンフレットに原稿を書いて下さい、という依頼を受けたもので、無理矢理お願いして席を取って頂きました。関係者の方、本当にありがとうございました。平日の夜だというのに、補助席プラス通路の座布団多数という、超満員。小劇場系でこんな熱気は久しぶり!
セレソンはかなり昔に鈴木杏樹さんがチラシで大推薦していたり、以前私の舞台に出演してもらった大河内奈々子さんがサタケさんと結婚したこともあり、ずっと前からマークしていた。だが、なかなかタイミングが合わず、見れたのはつい最近の「あいあい傘」という作品。そして、今度の「夕」が2回目。再演だという「夕」のほうが私はずっと好き。場内で嗚咽して泣いている女性がたくさんいた。
恋愛のカタチに関しては、私がもう大人なせいか、ここまで純なものはちょっと気恥ずかしいというか、他人事のように見えてしまうのだが、作品としての完成度はかなり高いし、何しろ役者さんたちのこなれた演技が非常に安心である。特に宅間さん(サタケさん)はなぜいつもあんなに自然体の演技が出来るのか?と感心してしまう。
終わって、楽屋に行き、初めてサタケさんに挨拶をしたが、イメージと違って、非常に穏やかで礼儀正しい人でびっくりした。終演後でもっと興奮して騒いでいるような(つまり芝居の中のヤンキーなイメージと一緒)人かと思ったので・・・。映画のことも伺ったが、とても冷静に分析していたので、何だかすごく好感が持てたし、この人は演劇や映画のことを真剣に考えている人なんだ、と妙に嬉しくなったのだ。すごーく生意気なことを言っているが・・。すみません。
そして、楽屋を後にして、小腹が空いちゃったなあと思ったので、たまに行くバーに顔を出したら、なんと隣の席には俳優の椎名桔平さんと伊藤高史さんがいらした。お二人とも「夕」をご覧になったようで、つい芝居について話してしまいました!!ラッキー!!
実は舞台の座席は野村宏伸さんが隣で、何だかイケメン遭遇率が異常に高いなあ・・・。うーむ、やっぱり7月はいろいろ起こる月なのであーる。
相手役の西島隆弘君はこの舞台で初めて拝見しましたが、これが本格的舞台が初めてとは思えない、しっかりとした演技とフレッシュさが、大女優に引けを取らない存在感をかもし出していました。
そして、もちろん村上君も川久保君も初の大きなカンパニーでの出演で頑張っていました。何だか親が子供を見守るような気分になってしまって、二人とも「成長したなあ」と感心してしまいました。
音楽が稲本響クンのピアノですが、これがまた素晴らしい。29日まで天王洲の銀河劇場で上演してますので、まだの方は是非!
ピアノといえば、昨夜はとっても素敵な夜を過ごすことができました♪ クラシック・ピアニストの横山幸雄さんがオーナーでもある、「リストランテG」で月1回行われているという、コンサートディナーに誘われて、行ったんです!!
横山さんのコンサートを超間近で楽しんだ後に、フルコースディナーを頂くという、何とも贅沢でロマンティックな催し!このイタリアンレストランの存在も初めて知りましたけど、こんな素敵なライブがあるなんて知らなかった。
だって、横山さんといえば、普段はサントリーホールなど大ホールで演奏される方ですから、指の動きなんて見ることは絶対不可能なハズ。ショパンの曲やラフマニノフ、そして横山さんオリジナルのアヴェマリアなど、どれも本当に良かった。電子チェンバロでも一曲演奏してくれまして、その音色もなかなかのものでした。
クラシックに全然詳しくない私でも、あれだけ堪能するわけだから、ファンにはたまらない夕べでしょう。ちなみに次回のコンサートディナーは、7月19日で、ウェルカム・シャンパーニュ、ディナーがついて、18000円だそうです。この日はランチもあって、そちらは14000円。
特別な日にはこんな贅沢もいいかも。てなわけで、今回は一切ボケなし、ツッコミなし、セレブタッチで書いてみました!!
いやあ、それにしても、いろいろな芝居があり、いろいろなクリエイターがいるなあ。初めて見る人の作品が多かったので、それこそいろいろな意味で新鮮でした。ただテレビ屋にとっては、かなり???な部分も多い。
我々は普段一千万人以上の人に見てもらうためにどうするか?ということをイヤでも考えさせられて作っているので、「これは一体何が言いたいのか?」とか「これのオチは一体何なのか?」という難解なモノは作らない。それがいいとか悪いとかの論議でなく、そこで勝負するクセがついているという表現が近いか。
だから、例えばキャパ100人くらいの劇場でかなり難解な作品を見せられたりすると、単純に「これでお金を取っていいのか?」と思ってしまうのだけど、皆さんはどうでしょう?
難解でもそれなりに何か得るものがあるなら良いけれど、ただの独りよがりでは始末が悪い。しかもその人が賞とか結構もらっていたりして、業界的に評価されている、なんて聞くと「なぜに???」と素直に思ってしまう。なーんてことをいろいろ考えながら、日々いろいろな劇場に足を運んでいた。
そんな中、伊東四朗一座の「俺たちに品格はない」を観た。こちらはさすが、老若男女何も難しいことを考えずにお腹を抱えて笑える。まあ、ベタな笑いが多いといえば多いが、今こういうわかりやすくヘルシーな(つまり誰も傷つけないような)笑いって少ないと思う。
ベルトコンベアー式のスピーディなネタに普段はついていけない60代の人が客席のあちこちにいて、若者に混じって涙を流して笑っている。これはすごいことだと思う。下北沢の本多劇場でこんな幅広い観客層を見ることはない。ここは末広亭か!?って感じ。
伊東さんをはじめとした、お笑いのプロたちがベテランならではの芸をたっぷり見せてくれる。これって、エンターテインメントの基本ではないかなあと思うのだ。
来年の舞台は初めて時代モノに挑む。そして、出演者はかなり個性的な顔ぶれ。単なるコメディではないが、エンターテインメントの精神は決して忘れずに創りたいと思っていまーす!!
だけどこれはもう一回観たいと思った。心から尊敬する劇作家の師匠井上ひさし先生の「ロマンス」。8月中旬に一度観て号泣し、その日のうちにヤフオクで探したくらいだ。
ロシアが生んだ偉大な劇作家チェーホフに対する壮大なオマージュであるが、そこは井上先生であるから、洒脱なユーモアが満載。それを嬉々として演じる芸達者な役者陣の顔ぶれ。チェーホフを知らなくても、チェーホフを毛嫌いしていても、この「ロマンス」を観ると、「チェーホフを読んでみようかな」という気になるからすごい。
そして、それよりも何よりも、井上ひさしという日本が生んだ稀代の戯曲家の目を通して、「演劇とは何か」「ボードヴィルとは何か」そして「生きていくことはどういうことか」をチェーホフの人生と照らし合わせながら、話を紡いでいくところが本当に素晴らしい。圧巻である。もう自分がどこに共鳴して感動しているのかわからなくなるくらい、魂が揺さぶられちゃったのだ。「人生の苦しみを和らげるための十二か条」を聞くだけでも十分な価値がある。
本当はこの感想を1回目を観た後に書こうかどうしようか迷った。そのほうが少しでも観客を増やすことに貢献できるかもしれなかったが、何だか井上ひさし先生だと手放しで絶賛していると思われるとかえってご迷惑か・・と余計な心配までしてしまい・・・。
でも昨夜観てやっぱり思ったけど、掛け値なく素晴らしい作品で、既に私の中では今年のナンバーワンか!?「コンフィダント」と競っているんだけど。
30日までです。またまたハードル上げてるかもしれないけれど、まあいいや。まだの方は是非!!本当に昨日は最高な一夜でした♪♪
下北沢の本多劇場で上演されている「狐狸狐狸ばなし」を是非観てください。笑えます。面白いです。カッコイイです。スカっとします。
あ、ハードルあげすぎ?ま、いいや。
現在、毎日夜は会議で芝居を観られないので、平日のマチネーに行けそうかなとわかると直前になって、ヤフオクや当日券などで買い、劇場に駆け込んでいます。
病み上がりだし、終わればすぐに仕事に戻らないといけないし、ちょっと面倒な気持ちにもなったけど、ケラ様の芝居だからと頑張って走っていきました。
再演だとは知らなかったけれど、メインの4人が実に良かった!篠井英介さん、板尾創路さん、六角精児さん、そしてラサール石井さん。皆本当にハマリ役。まるでこの4人のためにあてがきされたかのような設定。中でもラサールさんがこういう芝居をするとは!出色の出来ばえ。見直してしまいました。
ケラ様自身が「子供から大人まで楽しめる娯楽作」と説明しているように、おバカなところが満載です。コントや吉本新喜劇が好きな人にもお薦めです。
そして、この作品が明治の戯曲家、北条秀司氏によるもの、というところが又すごい。でもやっぱり演出家の手腕だなあ。恐れ入りました。
実はこれにはワケがあり、今度創刊される定期購読のみの女性誌「おんならいふ」という雑誌で、私が会いたい人に逢う対談コーナーという、何とも夢のような連載が始まる。そのプレ創刊号でお会いしたのが「川上君」こと沢村一樹さんだったのだが、彼との対談の様子をまずは記事にアップしようと思ってスタンばっていた。ところが、私のパソコン音痴のせいもあり、頂いたデータの写真がうまく載せられず、他の可能なデータを待っていたら、どんどん日が経ってしまって・・・。
こんなことなら、それを待たずに他の記事をアップすればよかったっす!本当にごめんなさい。アーンド、6月はなぜかすごく忙しかったのだ。毎日何かしらの会食があるし、見なくちゃいけない舞台は多いし、その合間に出張したり、放送作家講座が開講したり、来年のプロジェクトの打ち合わせなどあったりで。
てなわけで、まだ6月は一週間あるけれど、二回にわたって、ここ数週間で見た作品(他人に教えたい編)と行ったレストラン(こちらは他人に教えたくない編)を一挙まとめて紹介しちゃいます!
まずは、観た芝居&映画&ライブ(順不同)
・「コクーン歌舞伎三人吉三」
・「大日本人」
・「R−1リターンズ」
・「獨道中五十三次」(中日劇場)
・「RED HOT CHILI PEPPERS」
・「ザギンの野暮天」
・「グレゴリー・コルベール ashes&snow」
・「カイリー・ミノーグ・ナイト」
「三人吉三」はコクーンの初演も見てるけれど、凄みが更に増して、勘三郎さんには何か降りている感じだった。あと七之助&勘太郎が本当に上達したなあ、としみじみ感心。七之助の後姿に泣けました。
「大日本人」は、うーん、評価が難しい。松本人志監督だと思えば笑えるところが多く、彼だから許せるような・・・。一緒に観た舞台演出家ともしばらく悩んで語り合ったけれど、結論出ず。
「R−1リターンズ」は必死に追加公演のチケットを取った甲斐があり、いやあ笑った、笑った。椿鬼奴の「カラオケでジャズっぽく歌う方法」というネタに爆笑。そして、チュートリアル徳井の「ヨギータ」キャラはホントに秀逸!ナマで観れて幸せ♪どした。
名古屋の中日劇場まで行った甲斐があったのが、おもだかやの「獨道中五十三次」。春猿さんが珍しくボケ役で、笑三郎さんと客席に降りてきて客いじりをするので驚いた。滅多に観られない歌舞伎コメディですな。
無理に時間を作って行ってよかったのが台場のグレゴリー・コルベール「ノマディック美術館」。映像も写真も圧倒された。あれがすべて合成なしなんて!新宿2丁目のクラブで行われた「カイリー・ミノーグナイト」もゲイ満載で面白かったっす。
いやいや、まとめて書くと長文になっちまいますなあ。次回はグルメ編を近日アップしまっせ。



